中国には数千のお茶があります。また中国茶は日本と違い、大きく7つに分けられており、緑茶・白茶・黄茶・青茶・紅茶・黒茶・花茶がございます。

日本人にとってポピュラーなものでは烏龍茶やジャスミン茶、プーアール茶があり、中華料理や飲茶の時に出されることが多くあります。

中国ではお茶はワインのように扱われています。ワインが好きになれば、もっと他のワインも飲んでみたいと思うように、中国茶も人を引き付ける魅力があります。

30年も熟成させたビンテージのプーアール茶葉、産毛がついた1番茶の春茶、秋の爽やかさを持つ秋茶など、優雅な香り、深く甘みを感じる味わいのお茶が数多く存在します。

また、テイスティングするようにいただく中国茶の独自の飲み方、そしてかわいらしい茶器など、楽しみ方にあふれています。

中国茶の役割

お茶の中には、ナトリウム、マンガン、銅、亜鉛など多くのミネラルが含まれ、体のバランスを良好に保ってくれます。今話題のカテキンも多く含まれ、中国茶が果たす役割は非常に大きいと言えます。

忙しい現代、みなさんはゆっくりお茶を楽しむ時間を持っていますか。つい、喉の渇きを手軽な自動販売機に頼っていませんか。そうだとしたら喉は潤っても心は潤いを失ってしまいます。

縁側に座りゆっくりお茶を飲む習慣が現代の日本では忘れられています。是非この機会に、聞香杯を用意し香りを楽しみながら、ゆっくりとお茶を飲む優雅な時間を過ごしてみませんか。

中国茶の種類と効能

⌘烏龍茶

青茶爽やかな香りと味が特長です。黄金色の綺麗なお茶で(岩茶はやや茶色)美容と健康に良いといわれています。夏は冷やしても美味しく飲めます。

緑茶

中国緑茶は焙煎が深く、日本茶より高血圧・がん予防に効果が期待でき、中国を代表するお茶です。最近日本のレストランでよく出される褐色のお茶はこの種類であることが多いです。色、味、香りのバランスは日本人好みです。

黒茶

脂っこい中国料理の後には欠かせない普洱茶です。

白茶

上品でほのかな甘さの皇帝献上茶です。

⌘黄茶 ガラス器で楽しむ唐時代からの皇帝献上茶です。

⌘紅茶 紅茶ルーツは中国で、帆船で茶葉をイギリスに運ぶ途中、インド洋で発酵が進み紅茶になりました。中国の紅茶は苦味が少ないことが特徴です。

⌘花茶 日本でも馴染み深いジャスミン茶はリラックスに最適です。美容と健康にも効果があるといわれています。

⌘八宝茶 菊茶と漢方でも使われるたくさんの種類の木の実などで作られた八宝茶は、健康茶・美容茶として最適です。

⌘健康茶 環境が保たれている地域で採取される野草で作られたお茶で、古来より健康を期待できるお茶として飲まれています。